AGAになると軟毛になる|ハリやコシのある髪を取り戻すには
「最近、髪の毛が柔らかくなってきた。これってAGAが進行しているの?」
「強い髪を取り戻すには、どういうケアをすれば良いの?」
髪の毛に元気がなくなって、地肌が透けて見えるようになってきた方へ。
もともとは猫っ毛でなかったのに、いつのまにか元気のない髪が増えてきた。
AGAの初期段階ともいえるのが、軟毛化ともいえる現象なのです。
どうして軟毛化するのか。どうすれば食い止めることができるのか。紹介します。
軟毛化とAGAの関係
AGA=男性型脱毛症 です。AGAがはじまると、髪が軟毛になります。
もう少し、具体的に見ていくことにしましょう。
髪は1本1本が、ヘアサイクルという周期によってなりたっています。
AGAになると、髪を生やす毛母細胞がダメージを受け、サイクルがストップしてしまうのです。
細い毛が、すくすく育って成長する前に、止まってしまうのです。
成長が止まってしまった髪の割合が増えてくると、軟毛が目立ってくるようになります。
今まで生えている髪の毛は?
すでに気で固い毛髪も、当然ながらあるはずです。
AGAになると、そうした元気な髪がすぐに抜け落ちてしまうのです。
その結果、全体的に細くて弱い「軟毛」が増えてきてしまいます。
今の状態が続くと、髪全体のボリュームがなくなるだけでなく、髪の量自体も減ってしまいます。
医学的に言うと
毛髪が細く、フィブリルの数が少ないため、シスチン結合が少なく弾力が無い状態です。
フィブリルとは、髪の内側にあるコルテックスを構成する組織のことを言います。
かんぴょう巻きでたとえると、内側のキュウリがコルテックス。
AGAは"キュウリ"が細く、"ごはん"としっかりくっついていないので、コシがなくふにゃっとした状態です。
ちなみに、髪のハリは髪の強さや元気さという「強度」をあらわすもの。
髪のコシは、伸びたり縮んだりする弾力をあらわすものです。コシがないと、見た目のボリューム感が出てきません。
軟毛を食い止めるには
ではどうすれば、軟毛を食い止めることができるのでしょうか。
AGAの原因、DHTが作られないようにブロックすることが必要なのです。
すでに軟毛してしまったものは、復活することはできません。
新しく生えてくる髪が、しっかり強く太く成長できる土台を作ってあげるケアが必要です。
軟毛を硬毛に変えることは、できません。
だからAGA治療に、半年以上の時間がかかるのです。新しく髪が生えてくるのを、待たなければなりませんから。
よく育毛剤で、髪を元気にするという広告をみかけますが、今生えている髪は元気になりません。
育毛剤の成分ほど、あてにならないものはないのです。
男性ホルモンのDHTを抑える薬を飲まなければ、元気な髪は生えてくるようになりません。
初期の段階でしたら、皮膚科でプロペシアを飲めば良くなります。
ただ薄毛で地肌が目立つのであれば、AGAクリニックでしっかり治療を受ける必要があります。
すでに軟毛になっている毛は、抜け落ちるのを待つしかありません。
よく、クリニックでの薬を飲むと脱毛したという話を聞きます。
初期脱毛と言われる症状で、「これ以上生えていても意味がない髪」が単に抜け落ちるだけ。
AGAが進行したわけではなく、髪の生まれ変わりに必要な環境づくりをしているとお考え下さい。